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暦年贈与・連年贈与でできる相続税対策

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被相続人が亡くなった後、相続人となる人は残された財産を相続しなければなりませんが、遺産相続をするときによく問題になってくるのが相続税です。
相続税とは遺産相続した財産に対してかかってくる税金で、すべての相続人が対象になるわけではありませんが、条件を満たしている場合は被相続人が亡くなってから10カ月以内のところで税務署へ申告手続きをしなければなりません。

もし自分が相続税の対象になっているにも関わらず税務署へ申告手続きをしなかった場合、追加でペナルティを徴収されてしまいますので注意が必要です。
ただ、相続税対策は被相続人が亡くなってからはじめていては遅く、できれば被相続人の生前にやっておいたほうが良いので、将来的に自分が相続人になることが分かっているならきちんと話し合って対策を練っておきましょう。

相続税対策としてよく利用される方法に連年贈与というものがありますが、これは億単位のかなり多くの財産を相続する場合に有効な手段なので覚えておきましょう。
まず一般的な贈与のことを暦年贈与と呼び、これは毎年1月1日~12月31日までに贈与を受けた財産の金額によって税金を納めるようになっています。

贈与税の基礎控除額は110万円以下となっているので、年間で110万円までの贈与であれば贈与税の申告が不要です。
ただし110万円を超える贈与を受けた場合には、翌年2月1日から3月15日までの間に贈与税の申告が必要になりますので110万円を超える部分が贈与税の対象になります。

たとえば130万円の贈与があった場合には(130万円-110万円)×10%(税率)という計算式で2万円の贈与税を納税します。
この贈与税の基礎控除を利用したのが連年贈与で、これは毎年基礎控除額内に収めて贈与を行い、税金をかけずに少しずつ財産を引き継がせる方法になります。

ただ毎年一定の金額を繰り返し贈与していても暦年贈与扱いされてしまう可能性が高いので、贈与をするたびに贈与契約書を作成したり、受贈者本人の預金口座に振り込んで証拠を残したり、毎年基礎控除額内にするのではなくたまに110万円を超える贈与をして贈与税申告をする等の記録を残したりする対策が必要になります。
また毎年違う時期に違う金額で贈与を行う等、単発の贈与であることを強調するも効果がありますので、うまく工夫しながら贈与を繰り返すようにすればいい相続税対策になりますので覚えておきましょう。

相続税の預かり保証金などの債務

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相続税の計算では、色々なことを考えなくてはなりません。
正直なところ、それらに関しては意外にも大変なことが多く、計算などは丸投げしてしまう方もいます。
特に相続税の計算に関しては、税率などを用いての計算が必要となってくるため、なかなか普通の方が対応するのは難しいです。
そもそも被相続人が亡くなってドタバタしている時に、相続税の計算などもすべて対応するということは、なかなかできるものではありません。
だからこそ、近年は特に税理士などに相談する方が増えています。
また、相続の場合はすべてがプラスになるわけではありません。
場合によっては預かり保証金などの債務がある場合もあるでしょう。
そうなると、より手続きは面倒になります。
どうしても勉強できないという方は、いっそ専門家に丸投げした方が良いかもしれません。

相続税の計算と聞くと、多くの方は「1,000万円残っているから、それを残りの家族や遺族で分ければ良いだけでしょ」と思っている方もいます。
しかし、実際にそうやって分配する際にも、按分割合などを計算して、それに対しての相続税も求めていくことが必要となります。
これを素人がすべて対応するということは、まず難しいと言えるでしょう。
まずは、それらの点もしっかりと考えて対処するようにしてください。
ちなみに、1,000万円だけではなく、本当の相続の場合は負債があったりすることも多々あります。
負債の分は当然相続しなくても良いのですが、相続税の計算においては「プラスの分だけ相続する」とか「マイナスの分だけ相続しない」ということが選択できません。
相続するのなら相続税を支払うことが必要ですし、相続しない場合は相続放棄と言って最初から法定相続人に入っていない状態として計算していくことが必要です。
そういう点もあるので、わからない場合は単純に専門家に対応してもらった方が良いと言えるでしょう。

まずは相続税の計算について勉強してみて、自分でできそうな場合はやってみてください。

ただ、この際に計算にミスがあった場合は、当然ですが修正が必要となります。
特に相続税などを間違った納税してしまった場合でミスが発覚した際には、さらに修正して納税することが必要となります。
そうなるとかなり手間も面倒もかかるでしょう。
それなら、最初から税理士などに相談して、計算しておいてもらった方が安全かつ安心なのではないでしょうか。
まずは上手に専門機関を活用しましょう。

現金での暦年贈与はできる?

気軽にできる相続税対策となるのが、年間110万円までは非課税で贈与できるという暦年贈与となります。
これを実行するとき、よくおすすめされるのが銀行振込を使った方法になりますが、振込を使うと振込手数料がかかります。
手元に現金があるときなど、そのまま現金で相手に贈与した方が早いケースもあるでしょう。
≫ 『現金での暦年贈与はできる?』

暦年贈与は振込で

相続税対策のための暦年贈与を行うとき、その贈与方法には振込を使うのがおすすめです。
直接現金で手渡すという方法よりこちらの方が確実ですから、なるべく口座間で直接財産を動かすことを考えてみてください。
振込がおすすめなのは、誰から誰へお金が動いたのか、その証拠が残るためです。
これは相続税対策の暦年贈与で非常に大事なポイントです。

このような証拠がない場合、その贈与を認めてもらえず、そのお金は故人のものと判定され、相続財産に含めるよう指導されることもあります。
相続税対策とは生前贈与により、相続財産を減らすのが基本的な方向ですから、そのつもりで動かした財産を遺産に含めるよう言われるのは、この対策に失敗したことになりますね。
そうならないよう、暦年贈与はきちんと証拠が残る形で行い、相続開始後、それが遺産とは別のお金として扱われる状態を目指しましょう。
≫ 『暦年贈与は振込で』

夫婦で暦年贈与は使える?

相続税対策やそのための暦年贈与は、よく親子間で行われます。
親が亡くなったとき子は最優先で相続人となりますから、相続財産が多く残っていると、財産を相続した子に多額の相続税がかかることもあるためです。
しかし最優先で相続人となるのは、配偶者も同じです。
そのため夫婦間でも相続税対策がしたいと考えている方もおられるでしょう。
≫ 『夫婦で暦年贈与は使える?』

連年贈与と保険

生前に贈与を受ける可能性がある場合、必ず覚えておかなければならないのが「連年贈与」というワードで、これは贈与関連の話題になると必ず出てきます。
まず贈与には基礎控除があって、年間110万円以内の贈与であれば贈与税が発生しないというものであり、基礎控除を利用して毎年生前贈与を繰り返す人がいます。

しかしある日それが連年贈与であると指摘を受けて贈与税の納税対象になってしまうことがあるのですが、これはどういうことか分かるでしょうか?
おそらく贈与税について知らない人はなぜ基礎控除額の範囲内で贈与しているのに贈与税がかかるのか?と思っているはずです。

連年贈与とはあらかじめ決められた金額の贈与を毎年行うことが決められていた場合の贈与で、たとえば1,000万円の財産を10年かけて100万円ずつ贈与している場合は連年贈与と判断されてしまうことがほとんどです。
なぜなら毎年決められた金額を渡していれば、もともとあった1,000万円を分割して渡しているのだなということが明確ですし、それがOKになってしまえば誰もがそうしてしまうため、贈与税があってないようなものになってしまうからです。

≫ 『連年贈与と保険』

連年贈与を回避

相続税対策の一環として生前贈与をしたいと考えている人も多いと思いますが、その際には連年贈与を回避しなければなりません。
生前贈与は年間110万円の基礎控除がありますので、それまでの金額の贈与であれば非課税でできますから、何年かに分けて贈与していけば税金の負担を抑えた状態で財産を渡すことができます。
しかし連年贈与とはもともとある財産を意図的に何年かに分けて贈与していると判断された場合に適用され、そうなると先ほど言ったようなやり方をしてしまえば当然連年贈与に該当してしまいます。
≫ 『連年贈与を回避』

連年贈与に注意

遺産相続をするときにたくさんの財産を相続するとなると相続税の負担が大きくなってしまいますが、そんなときの対策として生前贈与を行うケースがあります。
生前贈与とは文字通り被相続人の生前に財産を贈与することで、対象となる財産はみなし財産を除けば基本的に遺産相続のときに対象となるものと同じです。
≫ 『連年贈与に注意』

タックスアンサーが便利

相続税や贈与税に関することは普段から税金について調べている人や税理士のような専門家でもない限りなかなか知る機会もありませんし、調べようと動くこともありません。
しかし将来的に自分の財産を相続させたい家族がいるなら、できるだけスムーズに引き継ぎができるようにしておいたほうが良いですし、遺産には相続税が絡んでくることも多いので自分の遺産によって家族を苦しめてしまう可能性もあります。
そういったことを避けるためにも生前からできるだけ情報収集し、自分でできることはやっておくことが大切になります。
≫ 『タックスアンサーが便利』

暦年贈与を使った相続税対策

暦年贈与とは、年間110万円までは非課税となる仕組みです。
この枠は一年単位でチェックされますから、毎年110万円以内の贈与に留めておけば、贈与税を回避しつつ財産を他人に分け与えられます。
これをうまく使えば、一切税金がかからないまま財産を減らせますから、相続税対策としても有効です。
ただし、制度の理解のほか、よくある課税の実例なども見て、うまく行うのがお勧めです。

≫ 『暦年贈与を使った相続税対策』